埼玉新英研3月例会
日時:2023年3月12日(日)午後1時30分より午後4時45分
場 所:オンライン(zoomミーティング利用)
およびさいたま市岸町公民館第一講座室
さいたま市浦和区岸町5丁目1−3
https://goo.gl/maps/UbCbcqZSuNpvaThCA
報告:
学びあい,コトバの世界をひろげる 漢字の学習
1.ローマ字のつづりかたの混在と,小学校のローマ字学習の現状
2.漢字学習の核心は,意味を理解し使えるようになること
乗木 養一
国字問題研究会 漢字指導法研究会
http://kanzi.la.coocan.jp/06kokuzi.html
ことばを科学する「ことば探求活動」Let’s play with the Alphabet’s sounds!—英語と日本語の“音に目をこらせ*
渡辺 香代子(幸手市立上高野小学校)
* 中学校で「書く」活動を本格的に始める前に、小学校で目指せるゴールは何であろう。「I like dogs.」と「聞き」「話して」きた児童を「I like doggu.」と書かせないで中学校へあげること。「書ける」よりも「書かせない」に焦点を当てた、“書けるために引く”授業実践を紹介する。日本語の平仮名・片仮名・漢字、ローマ字、そして英語のAlphabetに出会う小学校だからこそ、母語を出発点にして国語科と連携させるからこそ展開できる創造的な言語学習を通して、「読む」「書く」活動が導入された小学校の文字指導の一つのゴールを一緒に考えたい。
埼玉新英語教育研究会2月例会
日 時:2023年2月12日(日)
午後1時30分から4時30分
場 所:オンライン(zoomミーティング利用)
およびさいたま市岸町公民館第一講座室
報 告:
「ひとりひとりを大切にする、語彙活動アイデア―定着度高め―」岡田 順子(埼玉県立高校元教諭, 現英語私塾講師)[中止]
および
「中学総合学習『森の時間』と英語科の教材~ESDから広がる教科とのつながり~」
新井 雄大・師岡 美奈子(自由の森学園中学校・高等学校)
参加費:無料
埼玉新英語教育研究会12月例会
日 時:2022年12月4日(日)午後1時30分から4時30分
場 所:オンライン(zoomミーティング利用)および
さいたま市岸町公民館第1講座室
報 告:
「思考力・判断力・表現力を育成する授業とは」
佐藤大樹(深谷市立幡羅中)TBD
「英語教員を目指す学生との関わりから見えてきた課題」
中川 洋子(武蔵野大学)
参加費:無料
新英語教育研究会神奈川・埼玉・東京合同例会 [ 記録 ]
秋のアフタヌーン ミーティング
学力の基本・読み書きの充実をはかる~新教科書を乗り越える~
日 時:2022年10月8日(土)午後1時30分~4時
参加費:無料
場 所: 文京区民センター3-C会議室およびオンライン(zoomミーティング)併用
「国語科における『読み書き学習の現状』」
府川 源一郎さん (横浜国立大学名誉教授)
【新刊紹介(乗木さん)より】『一人ひとりのことばをつくり出す国語教育』府川源一郎著(ひつじ書房)
著者は,なが年の研究と実践活動をベースに国語教育の目的をつぎのように提示してきています。「国語教育の目的は,自分のことばでものをいい,自分のことばでものを書くことができる主体的で民主的な人間の育成である。」この理念をかたちにしたのが『自分のことばをつくり出す国語教育』(東洋館出版社 2001年)と『私たちのことばをつくり出す国語教育』(東洋館出版社 2009年)のふたつの論考集でした。これらは,「国語」というワクグミの内からと,外からと,存分にむきあい,それぞれその時代に応じた「国語教育」の見取り図(perspective)を提示してくれてきました。本書は,それから10年のときをへて,いまの時代や社会の状況をふまえ,研究の深まりと実践活動の高みをもとに,まとめられています。
「2年目に入った中学英語教科書~
1年生の大混乱、どう絞る?どうつなぐ?~」
柏村みね子さん・福島悦子さん・安野寿美さん
2021(令和3)年度版中学英語教科書は、小学校で習ったとされる700語が新出単語とはカウントされず、また小学校で口頭と耳とで親しんできた表現が、突然復習事項として1学期に文 字として現れるなど、特に1年前半での困難の実態が全国から寄せられています。何とか学ぶ内容を絞り込んで、生徒の興味を秋から冬の授業へとつないでいく取組が必要です。現時点での東京支部の挑戦として、各教科書の特徴と、多すぎる内容を絞り込む視点を提案し、実践例を紹介します。
申し込み:会場参加およびオンラインでのご参加いずれのかたも、事前登録を以下のリンクからお願いします。
登録後、自動承認され、ミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。
参考:新英語教育研究会のウェッブ
http://www.shin-eiken.com/act/reikai/index.html
にも掲載されています。
2022年度総会(例会)
日 時:2022年5月29日(日)13時30分~16時30分
参加費:無料
場 所:岸町公民館1階第4講座室およびオンライン
(zoomミーティング)併用
**さいたま市浦和区岸町5丁目1-3
https://goo.gl/maps/gJqKjijw1eyvZzEv8
5月29日(日)午後、総会も兼ねてに公民館会場とオンラインでも実施しました。参加者21名(会場6名、オンライン15名)。
(報告1)「フラット・ミー・プロジェクト〜国内外と心の交流〜」奥平 明香(さやか;沖縄・小)さん
スタンリーという子が、平たい紙人形になって世界を旅するという物語を使った活動を知り、 面白そう、自分もやってみたい!と思った奥平さん。子どもたちが、各地に英語を学ぶ仲間がいることを知り、互いの地域の魅力などを交流し、人と温かくつながる楽しさを味わってほしい
と、<授業外での英語の遊び>としてこの活動を始めました。最初は、神戸の大学のお姉さんたちから届いた英語のビデオレターと手紙。Let's be Flat me project friends!と。対して自分たちの紙人形と一緒に、はじめて英語の絵手紙を書いて返信。一ヶ月後、神戸から質問などに答える楽しい絵手紙が届き、交流の楽しさに目覚めた子たち。もっと色んな所に行ってみたい
と、東京、北海道、USA、熊本と交流は続き、返信の英文からも学び、英語表現もどんどん豊かに。クラスに特別支援学級から交流に来る男女二人がいて、その子たちも巻き込んでクラス全員でできる活動としても貴重な取り組みになりました。各自の自作分身人形とともに送られる絵の素晴らしさ、写真の工夫。米国に送ったビデオレターも、とっても楽しい内容で、英語もしっかり伝わって来ました。事前、事後に子どもたちへのアンケートも。<英語でも自分の気持ちや考えを伝えたいか、相手のことを知りたいか>など。1年ほどの取り組みながら、多くの子が変わったことに、納得です。
【子どもたちの感想】「前はそんなに他の地域の人は興味がなかったけど、興味を持てるようになった」「友は、国を超える」「文字は、形に残るし、手書きだからこころがこもっている」「全国の人と繋がると自分が知らない地域の良さがわかる」「フラットミーで知り合った友達を忘れたくないと思った」「世界の人もフラットミーをやったら、戦争が無くなると思いました」
【プロジェクトについて、参考になるビデオ】
https://youtu.be/DLC9ybDDwTw
(報告2)「The Road to Tomorrow No.48-学生とつくる授業をめざして-英語・保育・教職等-」瀧口 優(白梅学園短期大学)さん
この春、高校24年、白梅23年間の教師生活に一区切りをつけられた瀧口さんに、これまでの実践、多方面で活躍中の48年目の現在、多文化教育などへの今後について語ってもらいました。
平和教育、英語の歌、映画、積み上げ式のテーマ別単語学習など、忘れえぬ実践について紹介されたあと、2つの印象的な「教材」の紹介がありました。
1つはオードリー・ヘップバーンが愛した言葉として知られるSam Levenson(アメリカ人の作家・詩人・教育者1911-1980)の詩『時の試練をへた人生の知恵(Time-Tested Beauty Tips)』についてでした。
もう1つはオーストラリアはメルボルンへの学生引率で出会った英語表現集「子どもを励ます75のコトバ」(75 ways to encourage children:これで検索可)でした。
瀧口さんの豊富な経験から参加者は多くを学びました。長い間ご苦労様でした。(文責:菊地恵子・柳沢)